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ハノーファーから(6/11)

 投稿者:黄紺  投稿日:2017年 6月12日(月)12時15分13秒
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  ベルリンから、今回のドイツ最後の町ハノーファーに入っています。カッセルからベルリンに入ったときも、ハノーファー乗り換えでしたから、単に引き返しただけです。今日は日曜日ということで、ハノーファーの町は閑散としています。この春も、最後がハノーファーで日曜日でしたから、全く同じ風景を見たことになります。おまけに、オペラが午後4時開演ということですので、端からハノーファーで、どこかに行こうというのは無理と考え、ゆっくりとベルリンを出てきました。今回のハノーファーでは、感じのいいトルコ人経営のホテルに投宿。ハノーファーに泊まるなら、年に1度は泊まろうと決めているホテルです。ただ、ちょっと歌劇場からは距離があるのが残念なところです。黄紺も、いきなり「メルハバ」で入っていきます。すると、トルコ語を喋る黄紺に「サイグ」と言ってくれた方が、「覚えてますよ」と一言。それだけで嬉しくなっちゃいます。ハノーファーの街は、念のために、歌劇場へのルート確認のついでに、アルト・シュタットに行っただけ。時間がないときは、どうしても、こちらに足が向きます。頭の中には、クリスマス・マーケットの賑わいが映し出されています。そして、夕方からは、ハノーファー州立歌劇場での「愛の妙薬」(トビアス・リビツキ演出)でした。黄紺は、「愛の妙薬」という有名なオペラを観る機会は少なく、ドイツで観るのは初めてとなりました。一言で言えば、着想は凝ったものなのですが、それを、舞台上で表現可能なのか、そこに引っ掛かってしまったままの状態です。最初から緞帳前に「LIEBESTRANK」の文字が。ところが、序曲が始まり、ほんの僅かの間隙をねい、「T」の字が崩れ落ちます。そこへ、ドゥルカマーレ役の歌手が現れ、修復をするのかと思いきや、「T」ではなく「K」を付けていくという洒落たことから始まったこのプロダクション、何かあるなの予感、それが、ベルコーレが出てきたあとの村の賑わいで、一旦、幕が下がり、カーテンコールまであります。そして、再び、幕が上がると、それまで使われていた装置が片付けつつある光景が現れ、そこでオペラは進んでいきます。やがて、舞台からは、装置が一切消えるのですが、オペラは続きます。アディーナは、衣装を半分脱いだ格好で歌っているのに対し、ネモリーノは衣装のまま、着替える暇もなく、アディーナに話しかけているといった風情です。更に、念を入れるかのように、新たに運び込まれた装置は、裏返しに配置され、中幕が閉められ、ほんの僅か開いている奥には、に「LIEBESKRANK」の文字の掛けものが見えますから、そうそう、練習用と思えるピアノも出されていましたので、舞台で起では、「愛の妙薬」というオペラを演じる歌手たちの恋物語の行方を見守るということになります。ですから、それ以後の歌手陣は、普段着で出てきます。途中、オペラの中のオペラで表すときは、衣装を着けてとなる趣向です。ドゥルカマーラは、舞台裏では、オペラの小道具類を扱う人って感じで現れますから、ワゴンにものを乗せて、うろうろしている人というところです。そのドゥルカマーラが文字いじりを、あと2回やってくれます。「LIEBE?」→「LIEBE」と変わると、フィナーレが近づくという趣向です。「?」は「S」をひっくり返し、下に「、」を付けていました。しかし、ハノーファーのプロダクションは、何かやってくれます。こういった遊び心溢れるプロダクションに出会えるのは、ハノーファーとブレーメンですね。歌手陣は、ネモリーノを歌ったキム・ロビンがもの足りなかったですね。この手のテノールって、やっぱ人材不足なんですね。ドゥルカマーレのトビアス・シャーベルと、ベルコーレのマティアス・ヴィンクラーという男性低声部の2人は安定。とってもいい印象。そして、アディーナのアタナシア・ゼーラーは、歌唱が、ちょっと粗削りだけど、華がありました。それだけで、オペラ自体が楽しくなる要素になりますね。

本日の食事。朝は、ホテルの食事3日目、今日もトマトを買っておきました。夕食は、オペラが終わってから。店が閉まっていますから、シュタイントーレのトルコ人の店に行くか、中央駅に行くしか思いつかなかったため、まだ、今回食べてなかった焼きそばを求めて、中央駅の雑踏に向かいました。

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