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ネット資料館の問題点

 投稿者:古狸奈  投稿日:2009年10月23日(金)20時53分42秒
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  弘美様

トーク会のご報告、ありがとうございました。
大変盛り上がったようで、本当に良かったと思いました。
これも小部屋様はじめ皆様方のご努力のたまものと思います。
くれぐれもお疲れが出ませんように。

「橋蔵記念館」の件は、京さまはじめ皆様がおっしゃるように、「大川橋蔵の小部屋」サイトが充実していて、充分記念館としての機能を果たしていると思います。これも小部屋様のご尽力のたまもので、心より感謝しています。
メキシコからこうして伺えることなど、一昔前には考えられなかったことですね。本当にありがたい世の中になったものだと思います。

ただサイトの資料館はある日突然、データが消えてしまったり、見られなくなったりしないか、その点をちょっと心配しています。
IT技術が日進月歩で進んでいる今日、常に新しい機器に対応するようにデータを更新していかないと、発信も受信もできなくなってしまいますね。

源氏物語絵巻が1000年もの年月を経て、いまなお現存しているのは、紙に書かれているからだと、私は思っています。
ビデオもCDも、DVDもそれを再生できる機器がなくなってしまったら、もうそれは見られなくなってしまいます。
保存性という点で、私はコンピューターやそれらの関連機器を完全には信用できないのです。

私が昔、ベータに録画した銭形平次のビデオは、その後VHSに焼き直さなかったために、今では残念ながらみることができません。VHSもいずれはDVDに変わっていくでしょう。

20年ほど前、国会図書館の方が、中南米の日系社会の資料をマイクロフィルムに撮りに来られたことがありました。1年半の歳月をかけて、各国をまわり、新聞や写真などをマイクロフィルムに収めて帰られました。
当時は膨大な資料をコンパクトにまとめられる最良の方法とされましたが、今ではマイクロフィルムを見られる機材が置かれている場所を探すだけでも大変になってしまっています。
しかし、メキシコの場合、当時の資料は今でも保存されていますから、その気になればデジタル化でも何でもできるのです。

橋蔵さんの写真が1枚、残っていれば、たとえそれがセピア色に変わってしまったとしても、デジタル化するにせよ、他の方法にせよ、再生は可能です。私が一番恐れるのはそうした根本的な資料が散逸してしまうことなのです。

そういう意味で、私は実物を保存する記念館がほしいと思っています。
ネット資料館は橋蔵さんの素晴らしさを発信する機能としては極めて有効です。しかしそれらを保存し、どこかに行けば橋蔵さんの実物の資料がある、という体制作りが、橋蔵さんの足跡を永遠なものにするためには必要ではないかと考えています。
 
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