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橋蔵さんの歌舞伎の舞台、へんげさんのおっしゃる演目が実現したら素晴らしかったでしょうね。
「おさん茂兵衛」の茂兵衛や切られ与三郎など、演じていらっしゃたようなのですが、残念ながら私は見ていません。
橋蔵公演では女優さんが共演なさるので、歌舞伎の題材が取り上げられてもどうしても男役。私は橋蔵さんの女形が見たかったなと思います。揚巻や雲の絶間姫など、きれいだったでしょうね。きっと。
名優と謳われた5代目中村歌右衛門(昭和15年没)が、数年前に亡くなられた6代目歌右衛門が若かった頃、「あんたは女形ばかりやりたがるから駄目だ。何でもこなせてこそ、役者」と戒めたことがあったそうです。
事実、5代目歌右衛門は石川五右衛門から八重垣姫までこなすほどの名優でしたし、6代目菊五郎も乞食から町娘まで早代わりして客席を沸かしたそうです。
今となっては仕方ないことですが、橋蔵さんがもう少し長生きされて、歌舞伎をつとめられたら、立役から女形まで何でも演じ分けられて、素晴らしい舞台が見られたのでは、と思うと、かえすがえすも残念に思わます。
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